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050905『調味料バトン』

 自主的に貰ってきた  ■調味料バトン

●次のメニューにどんな調味料をかけますか?薬味は含みません。
1.目玉焼き… 岩塩と黒胡椒がりがり。
2.納豆… 添付のタレor醤油と芥子。20回くらい混ぜてから調味料入れて更に50回くらい混ぜる。なんとなく。
3.冷奴… 醤油か刺身醤油か麺つゆ。
4.餃子… 醤油と酢半々。時々シソ味のドレッシングも。
5.カレーライス… たまに生卵。…生卵は薬味かな?(笑)
6.ナポリタン… 黒胡椒と緑のハラペーニョソース。
7.ピザ… 緑と赤のハラペーニョソース。
8.生キャベツ… とんかつソースかおたふくソースとマヨ。
9.トマト… そのままか塩かマヨ。
10.サラダ… ドレッシング(紫蘇味、中華味)か、マヨか、オリーブオイルと塩胡椒。
11.カキフライ… タルタルとちょびっとトンカツソース。魚介フライはマヨ+柚子胡椒も大好き。
12.メンチカツ… とんかつソースかおたふくソースか、ウスターソース+マヨ。
13.コロッケ… そのままかデミグラスソース。タルタルの場合も。
14.天ぷら… 塩か抹茶塩か天ツユ。茄子天シソ天は天ツユにどっぷり浸ける。
15.とんかつ… おたふくソースかとんかつソースとマヨ、ときどき芥子。
16.ご飯… 卵醤油、バタ醤油、ゆかり、鮭等ふりかけ、明太子で食べることが多いかも。

●周囲に意外だと驚かれる、好きな組み合わせはありますか?
・チーズトーストに必ずマヨを追加してしまう(マヨの油を吸ってこんがりした耳がんまい)。全然意外じゃないけどマヨ否定派には白い目で見られる。
・そうめんのツユに溶き卵。コクが出て美味いのに疑わしそうな目で見られる。
・インスタントラーメンにバター。意外さじゃなくて見るだけでカロリー摂取過多が移ると嫌がられる。
・カレー+生卵は関西以外では「えー?」という顔をされることが多い、かもしれない…
・蒸しパンの生地に醤油混ぜる。マーラーカオ風なんだと何度言っても止められるのでこっそり入れることにしている。
・ご飯に甘いきなこをかけると言うと笑われるんだけど、アリだよね?

●それが一般的なのだと知っているが、苦手な組み合わせはありますか?
・鰹刺身に芥子は好きじゃない。刺身は山葵なしで食べる方が好きなものが多い。生姜はバカみたいに乗せるけど。
・一般的ではないけどマイナーメジャーな納豆カレーは、どうしても苦手かも。

●バトンを回したい5名は誰ですか?
ご飯食べるの好きな人がいたら持っていってくれたらいーなー


 見ていたらお腹が空いたので貰ってきた。回答したら更にお腹が減った。なんか食おう。

050806『桐生和佳さんの萌えバトン』

 原稿明け和佳さんから、萌えバトンの回答メール頂戴しました。和佳さんはオフライン活動オンリーの方なので、バトン送りつけたこちらで掲載させていただくことに。

<和佳さんの萌えバトン>

1.萌え属性を正直に告白せよ(妹属性とかメガネ属性とか)
1に「金髪」2に「女王様」
 金髪→三蔵・聞仲・クラウド(FF7)・伊達(トルーパー)・氷河(セイント星矢)
 (私の過去のオトコたち・・・)
 女王様→夜一・きたさん(やじきた)・薬師寺涼子(田中芳樹の小説)
 あ!!! 三蔵も女王さまじゃん!
 「年下攻めの年上受け」とか「上司受けの部下攻め」とか。
 下刻上的な要素が萌えかも〜〜

2.萌え衣装を答えよ(メイド服とか背広とか)
1に「スーツ」 2に「軍服」
 スーツと軍服は堪りませんっっっ
 こう、「ストイック」を感じる所に色気をソソラレテ、萌えなのかも〜vv
 ネクタイで締まっている襟元だーかーら! こじ開けたいとかv
 禁断の軍服だから、乱したいvとか〜vvv
 あまり「学ラン萌え」はないかなぁ〜。
 もう一つv「ミニスカート」vvvv
 フレアーでもタイトでも、プリーツでもオッケ!!!
 ああ、ちなみに「ミニスカート」だったら、「制服」もアリアリでv

3.萌え小道具を答えよ(包帯とか首輪とか眼帯とか銃とか)
 「血」ですね!
 あと「目隠し」と「包帯」
 つか、切り傷、擦り傷。ちょびっと「血」が出てるのが萌えです。

4.萌え仕草を答えよ
 眼鏡をね、ブリッジの所を「中指」で持ち上げるしぐさって萌えですね!
 あと、「指を組む」仕草とかv
 頬杖をつく仕草とか、上を掻き揚げる仕草とか。
 タバコの火を「マッチ」でつける仕草とかvvvv
 あ、な〜〜んか、「指」に関する仕草って多いですねん(^^;) 

5.萌え場所を答えよ
 風呂場!
 1に風呂場、2に風呂場。3.4が無くて、5に…居間、かな?

6.次に渡す人は
 坂下圭さんに送ろーかなーーーとか、思ってます〜〜(^^;) 


end

 ふふふ、やはり和佳さんの萌えポインツって業が深い…。個人的に萌え場所の「居間?」というのに「そうそう、ソファとか! ソファで縺れ込み傾れ落ちて床の上とか!」と首を激しくコクコクさせてしまいました。ネクタイは「抉じ開けたい」人なのね。ワタクシは自分で緩めさせて乱れて隙だらけなところを眺めるのが大好きですよ(どっちもどっち/笑) 和佳さん、バトン受け取ってくれてさんきゅ!

050723『バトンが回るよ…!』

自分に回ってくるとは、と思ったバトンを次の人に回す不思議さよ。
「この人ぁー一体どんだけ萌えツボを持っていて、どんだけ雑誌単行本を買い込んでいるんだ!?」と、付き合いもそこそこ長いのに未だ疑問が尽きない水蓮さんにコミックバトンを。(グッズ関係の質問が無いのが実に残念です。「漫画本」に同人誌を加えたら、ホントどのくらいになるんだろ?)
萌えバトンは、ただ今夏の原稿真っ最中の和佳さんにメールにて「バトン回してよかですか?」の了承を得たところです。のんびりうひうひとお待ちくだせえ。

050721『萌えバトン』

有り難くもまたバトン回して貰えまして…すっかり引きこもりになっていたから何か嬉しい…じわじわと…エヴァのTV最終回ラストシンジくんな気持ち…

<萌えバトン>

1.萌え属性を正直に告白せよ(妹属性とかメガネ属性とか)
・下克上愛 ・エラそうな受 ・へタレ攻 ・眼鏡 ・白衣 ・髭 ・くたびれ目リーマン ・ちょっと色っぽい僧帽筋とすがりつきたい広背筋などのマッスル ・オヤジ ・わんこにゃんこ ・お姉さま

2.萌え衣装を答えよ(メイド服とか背広とか)
・白衣 ・しわくちゃのワイシャツ ・抑制感のある制服系(軍服とかカラーカフスぴっちりのメイドさんとか)

3.萌え小道具を答えよ(包帯とか首輪とか眼帯とか銃とか)
・眼鏡 ・煙草 ・緩めたネクタイ

4.萌え仕草を答えよ
・ライターをかちかちとか、ペンを指先くるくるとか、ごつい手で小さいものを弄くる

5.萌え場所を答えよ
・寮 ・オフィス

6.次に渡す人は
・バトンの趣旨から外れそうだけどこっそり打診してみます…

050718『コミックバトン』

まさか自分に回って来ることがあるとは思いも寄らなかったコミックバトンが回って来たので、物凄い久しぶりに雑記更新です。(コミックバトンで検索したサイトと回っている質問が少し違っていたので、回って来ている質問への回答です)

Q1:本棚に入ってる漫画単行本の冊数
A1:本棚に入ってるのは多分200冊くらい(不安)。スライド式の大き目の本棚にイロイロ入れていたけど重さでレール壊れて扉動かなくなった。だから本棚の200冊は半分デッドストック。その他の場所に押し込まれていたりタワーになったりしているのも多分同じくらいあると…

Q2:今面白い漫画?
A2:
・『アイシールド21』は時折試合を見ている最中のような高揚感、スピード感を感じさせてくれるので読みながらどきどきする。スポーツの試合の最中に「うおおおお!」とこぶし握り込むようなプレイの瞬間を丁寧に、地味に描いているような気がする。
・雑誌を追っかけて読んでる漫画では『鋼の錬金術師』。B級映画大好きという作者さんがこれでもかとてんこ盛りに内容突っ込んで、毎回どんでん返し喰らった気分になれて、展開が大幅早足ですっ飛んで行くので読む度に呼吸が荒らぐです。毎月「息継ぎさせてくれ」と嘆願したくなる漫画。
・『エマ』どきどきいらいらと英国ロマンラブロマンメイドさんロマンにうっとりした気分にさせていただいてます。

Q3:最後に買った漫画は?
A3:『魔人探偵脳噛ネウロ』
恐怖心が薄くて食欲が濃い主人公のあっけらかんさも好きなのだけど、痛覚の神経を引きずり出して擦り上げて楽器として鳴らす「妖謡・魔」が余りに痛そうで、ひれ伏したくなった。ドーピングコンソメスープも感動したけど、ナチュラルハイになれるタイプなのでドラッグ系のお話よりも、ひたすら「痛い痛い痛い痛い…」という描写の方に惹かれる。

Q4:よく読む、または思い入れのあるコミック
A4:
1.『パーム』獣木野生(元・伸たまき)…これで人生観変わった。
2.『BANANA FISH』…10年ほど前に妹の友人が入院することになり、その時に差し入れにしたです。『川よりも長くゆるやかに』と共に、若い人に読んで貰いたいと思う漫画だから。で、差し上げて以来読んでないけど、断片が時々脳裏に蘇る。はっきり思い出せないけど忘れられない出来事みたいに心の中で落ち着いてる物語。
3.『最遊記』…「隅々まで読み落とさないように!」と思い切り真剣に読み込んだのは、これが随一。耳から鼻血出るかと思うほど真剣に読んだ。
4.『妖精国の騎士』…何がすごいって、10年続いててまだこのお話に飽きていないということがナニよりスゴイ。新刊でるたびわくわくして読む。この物語が長すぎるという意見もわかるけど、こういうお話を丁寧に何年物間続けることで生まれるものも多いんじゃないかと思う。登場人物達と同じ世代を生きてる人、いつの間にか登場人物達の年齢を追い抜いてしまった人は、何らかの感慨があるんだろうなあと。
5.『HUNTERxHUNTER』…定期的に読み返したくなります。雑誌掲載の時もはらはらしながら追いかけるのですが、単行本収録である程度の分量をまとめて読めるのが嬉しい。

Q5:バトンを渡す5名
A5:ワタクシ実は、パソ買ってすぐの頃に鉄腕DASHのチェンメ(国分くんチームで。ジャニ好きなお友達に「国分くんを狙ったのは賢い、国分君は応援しちゃいたくなる」と言われ感心したです。その影響か未だに国分君がピンでテレビに出てると妙にひやひやそわそわする)をお友達に回そうとしかけて家族に止められたという過去があるざんす。バトンは面白いし出題元さんに他意はなさそうだとは思うのだけど、「5人に回す」っちゅーシステムの数回先の先行きを想像すると飽和状態であっぷあっぷ息苦しくなってしまうので、特にまわす先は限定せず…。ノリが悪くてすみませんです。

040924『ガンロック最終回 26話「慟哭 - close your eyes - 」感想』

『大した違いはねェよ。妖怪だろうが、人間だろうがな(煙草の煙フー)』
 ヘイゼルが人間でも妖怪でもない存在であった、ということに対しての三蔵の言葉に、三蔵のリベラルな信念を感じるよりも、銃撃をモノともしない肉体の神秘の謎はそこにあったのかと、問題から目を逸らそうとしてしまいそうになった最終回最遊記reloadガンロック。
 孤独なガトが孤独なヘイゼルと過ごした7年間ってなんだったんだろうなあ。ガトの死の際にヘイゼルは、泣きながら彼を生き返らせたがっていたけれど、7年もの間、殺戮と必ずしも望まれる訳ではない死者蘇生を繰り返して来た「甲斐」はあったのかなあ。マスターの言葉「あんたを理解してくれる誰かに救って貰え」を叶える存在であったガトだけど、亡くなることによって改めてヘイゼルを孤独にしてしまっただけのような気がする。
「あいつ、ずっとひとりぼっちでさ、可哀相な奴だったんだよな」
 李厘の健全な認識は正しい。ガトの存在によって孤独から救われていた筈の7年の時間、ヘイゼルには「孤独ではない」という自覚が無かったのだから。ガトの死によって、それまでの時間が孤独ではなかったことに気付くという報われなさはやりきれないものだけど、八百鼡ちゃんの「今頃はふたりで笑い合ってるかもしれません」という言葉には「うひっ」と声が出ました。
 幸福そうに微笑み合うガトとヘイゼルat天国のお花畑。
 ……浮かばれてくれるならそれも……いい……かな?

・背中に羽根の生えたモンスターでデビルマンを連想。生死を司る天使をイメージさせたいのかなあとか、ちょっと考え込む。意図が空回りしてるんじゃないかなあとか…
・ヘイゼル、八戒達、ニィ・健一に「高い岩の上から登場」をやられてしまった紅劾児は、とうとう飛んでる飛行竜で立ち乗り登場。お株を取り戻した……?
・無駄なことなどないという三蔵と、何もかもが無駄だというニィ・健一。ふたりを対比的に描こうとしてくれたことは嬉しい。もうちょっとニィ・健一を掘り下げてくれたらという気もちょっとした。
・ガトのお墓の土が盛り上がってたんですけど……埋葬物って服と靴だけなんじゃなかったっけ……?
・観世音菩薩の「何せ奴らはナニモノにも捕らわれない連中だからな」の台詞は合ってると思う。でもガンロックで描かれていた彼らは「捕らわれてないフリ」すらしてなかったんじゃないかなーという気がする。
・ラストシーンは夕日に向かって走り去るジープ。お約束の美学。
・♪忘れろ忘れろ全部忘れろー♪ 「白の呪文」は曲もイラストも好きだったのだけど、歌詞を素直に聴けなくなってる自分。忘れられるかな。あ、クマ思い出した。2話のクマとムツゴロウさん化した八戒の笑顔と走る悟浄の顔思い出した。
 作画: 後半キレイだけどヘイゼルがロリ化、動き: 最後まで何時も通り。リロード放映開始前のゼロサムインタビューで、監督の娘さんが最遊記ファンだという記事があったのだけど、家庭内不和が勃発してるんではないかと心配。

 ああ! 始まりは今から。

 ゼロサムの原作連載がこれから盛り上がってくれることを、心より祈ります。

040917『ガンロック25話感想』

 魂のストックの尽きたヘイゼルが「一旦退いて体勢を立て直せ」と命令するのを無視し、命を落とすガト。「俺達の旅はここまでだ」。今際の際のガトの告白で、ヘイゼルの過去が明らかに。
 ヘイゼルはモンスターに返り討ちにされたモンスターハンターの遺児で、モンスターへの恨みを抱いていた。憎しみから、マスターの匿ったモンスターの村落をハンター達に襲わせたのもヘイゼル。そのことに気付いたモンスターは、モンスターを憎んで止まぬヘイゼルこそをモンスターと化す呪いを掛けて死ぬ。モンスター化したヘイゼルの第一の犠牲者はマスター。
「あんたはまだ子供や。自分のやってることが判ってへん。憎しみを捨てなはれ。何時かあんたを判ってくれる人が現れる。あんたを判ってくれる人に助けて貰いなはれ」
 マスターの遺言をも忘れ果て、自らがモンスターと化してしまったことも知らずにひたすら殺戮を続けるヘイゼルが、彼の暴走を止めるべく精霊に導かれたガトと出逢う。ヘイゼルが幼くあることにためらいを感じながら引き金を引くガト。倒れたヘイゼルに触れたガトは、ヘイゼルの孤独な過去の記憶を読み取ってしまう。
 幼く孤独で哀しみに満ちた人生を哀れんだガトは、同じく孤独になってしまった自らの生命をヘイゼルに移し替え、自分が彼に付き添っている間はヘイゼルをモンスター化させないことを条件に、精霊にヘイゼルを守ることを約束させる。蘇ったヘイゼルは、自分が呪いによりモンスターと化したことも、マスターを殺害したことも、ガトに撃ち殺されたことも、精霊に記憶を改竄されて何も覚えていなかった。
 ガトの告白を聞いたヘイゼルは自分の胸をはだけ、致命傷の銃痕がそこにあることを驚く。
 恨みを果たす為に死人の蘇りの術をかけて来た自分も、死人だった。しかも憎んで止まぬ、マスターを殺したモンスターが自分であったのだと、塵となって風に舞い飛ぶガトの遺骸を前に狂気の高笑いを上げる。
「三蔵。おまえにしか奴を止められない」
 哀しみの涯て、ヘイゼルが醜いモンスターへと変貌を始める ───
 メキョ。メキョメキョ。メキ。
 ヘイゼルの右手が衣服を引き裂き、肉塊が膨れ上がり巨大化して行く。
 メキョメキョメキョ、ブクブクムクーーーー!
 聖職者の衣服の肩から生え、膨らみ続ける腕の先に、モンスターの毛むくじゃらの掌と鋭利な爪。



『金田! 金田アアア!!』
『テツオーーー!』
『ウ、ウワアアアアア!!』



 「金田、助けてーカオリが死んで行くーうわーー!」
 と、真夜中にひとりAKIRAごっこをしてしまうような、ヘイゼルの右腕。新たな進化の道を進む訳でなく、ひたすら過去にとらわれ続けるガンロックも残り一話。どうして最後にこんな、ぎゅーぎゅー詰め込みしておいて、今まで間延びをさせてきたのかと一瞬思い、すぐに答えに行き当たる。
 今回のお話は重要であり、しかも全ての謎が明らかになる ネタバレ な内容だったのだ。ネタバレは一度にまとめてドカン。今まで小出しだった伏線、過去回想場面も、25話を見れば全部繋がる。この25話の為に、今までお話のテンポをアレな感じに抑え続けて来たのだ。謎が解けてスッキリ気持ちよく、そこはかとなく哀しみも感じたりして。
 失い続けてきた人生の中で、かけがえのない存在をとうとう永久に失ってしまったヘイゼルは、今度こそ救いようのない孤独に陥り絶望する自分を笑い、血に飢えた妖魔へと変貌する。ヘイゼルは、三蔵に浄化され消滅するしかないのか? 
 自分とよく似ているとヘイゼルに言われた三蔵は、彼を浄化した後に何を思うのか。悟空、悟浄、八戒達は、どう変わったのか。彼らはヘイゼルとガトの悲しい姿を見て、何を感じ取るのだろうか ─── ?
 夏の成長物語が、漸く「らしさ」を見せました。残り一話でどのような完結をするのか。三蔵一行はどのように成長するのか。
 物語が確実にまとまる方向に進んでいることに安堵し、同時に「……やっぱりニィ・健一のクローズアップや、経文のお話はナイのね」と、個人的にしょんぼり。
 作画: 先週よりきれいだった、動き: いつも通り、テンポ: 説明詰め詰め。

 次回最遊記リロード GUNLOCK 最終回 『慟哭- close your eyes-』
 サブタイトルの『close your eyes』は、「幻想魔伝 最遊記」『Open Up Your Mind』という歌の一節。『抱き締めて、瞳を閉じたなら、開いた心で、輝きがあることを信じられるだろう』というような内容の歌。ヘイゼルのサイゴが希望に結びつくのか?

040910 『ガンロック24話「死闘」感想』

『……ひぇっ、ひぇっひぇっひぇっ……』
 (またか)(でもちょっと涙目かも)

 三蔵撃たれまくり。
 もう「あッ、三蔵があんな目に!」「助けてあげて!」「危ない!」という感想が出てこないくらいに簡単に撃たれまくり。
 しかも殆どノーダメージなのかと思うほど元気。
 悟空に殴られて悟浄張っ倒しちゃうくらいに元気。
 何発当たったのかも見当が付かない。
 悟空達もばんばん撃たれちゃう。
 ガトの弾切れ(二丁拳銃で一度に12発)を狙って襲おうとするけど、当たってる時も外れたときも全然変わんない。
「痛えぞ」by悟空
 なんて凄んでも信憑性感じられないくらいに平気。
 撃たれても撃たれても起き上がる、起きあがり小法師。
 撃たれても戦えるし殴り合い蹴り合いになればおもくそ吹っ飛ぶしそれでもまた撃たれちゃう。
 PS2のボコり合いゲームの販促アニメかと真剣に思ったし。
 幾ら撃たれても平気な三蔵一行、一発かすって自分の血を見ておめくヘイゼル。
 対比的なんだろうけど、ヘイゼルも結局ダメージなさげだったり、後ろ向きジャンプで岩の頂上まで飛び上がったりと、妖怪じみてるのでなんだかなあ。
 人間出て来てまへんでえ?

 内容は、悟空達三人が三蔵に合流し、ヘイゼルとガトと改めて対立するの図。
 それまで妖怪を滅ぼすことを神から定められた運命のように言い続けていたヘイゼルが、実は人間だけではなく、妖怪も魂移し替えで蘇らせることが出来ると判明し、妖怪である悟空達は彼の行動に明らかな偽りを感じ取り、反撃に加速がかかる。
 相変わらず岩の頂上から闘いを眺めるニィ・健一は、どちらが倒れても、双方共倒れになってもよいのだと、まったりお茶を飲み始める。
 ガンロックになってからあんまり「伏線」とか「演出」とかいうものを感じ取ることが出来なかったので、、21話で岩の下敷きになっても起き上がるガトが伏線になり、今回は悟浄悟空を巻き添えに岩崩しの罠を張ったことに三蔵が気付いた、というのが少し物珍しかったかも。
 漫画調の絵面が多かったのも今回の特徴か? 集中線や行動線多用、白黒の漫画で見れば効果的な顔を半分覆う影、なんてものをフルカラーでCG使ってるアニメーションで見せる意味は果たしてあるのか? 影が柔らかい黒い色だったし、嫌いな絵ではないのだけども、崩れがちな絵で狙いがよーワカラン効果ばかりを見せつけられて、何となく悲しかったです。
 作画: 個性的と思えばよいのか、崩れなければ面白いかも。動き: 物凄くぎこちない動きだったけど、飛んだり撥ねたり吹っ飛んだりはしてた。今週の発見:  ……意味のある台詞が、・三蔵と合流した時の八戒達のからかいの言葉、・ガトの弾切れを狙おうとする悟空達の会話、・妖怪も生き返らせることが出来ると知った時の三蔵達とヘイゼルの会話、くらいしかなかったんじゃないかと後から気付いた。コレを30分アニメに引き延ばせるのだから、深夜枠というものはやはり、夕方枠とは違うのだなと思った。

 次回ガンロック、16日(木)26時から放映。録画タイマーのセットにはお気を付けて。

040903 『ガンロック23話「突破口」感想』

『……ひぇっ、ひぇっひぇっひぇっ……』
 (笑い声)(まじでまじで尻上がりの笑い声が出た)(クマとも違う笑いだったよ)
 何でこうなっちゃったんだか首傾げ過ぎてもげるんじゃないかと思うほどに首を傾げつつ、声を上げて笑った第23話。
 ザクロの『幻想世界(「幻覚」じゃなかったんですよ! サイユウキファンにとっちゃ鬼門というかトラウマじゃないかと思うんですがね「幻想」って単語は!!)』の中でヘイゼルは、自分と旅をすると三蔵に言わせようと、『幻想』の外の世界からガトに、ねちねち狙撃させます。
 その様はまるで、全然その器じゃないのに女王様役をして、「ほらほら、欲しいんだろ欲しいって言ってご覧ー? アタシの聞きたい言葉以外で答えるとお仕置きだよーこの子は意地っ張りだねえー」とMのコのツボから外れた言葉ばかりで責めてウンザリさせる、場末のショウパブのSM風ショウの勘違いバイトの様。どんな例えだ。
 自分と一緒に旅をすると三蔵に言わせる為に、ヘイゼルは妖怪をムシケラ呼ばわり連発。聞いてるザクロは当然面白くない。三蔵はそこでザクロを、利用され切り捨てられるだけだと煽ろうとする。煽るというか、人間の手下かてめーわと、説得(?)しようとする。ザクロ簡単にプッチンし、ヘイゼルから追い打ちで、ガトが銃で狙っているのは三蔵だけではないと、雑魚扱いされる。
 ザクロくん、血管十本単位で切れちゃったらしい。ニィ・健一に授けられた最終兵器の、ゾンビィを溶かす「特殊な薬品」を詰められたカプセル銃を取り出してしまう。

 ・・・・・・夏前に通販番組でよく出てた、子供用玩具のうぉーたーがん? (しかも「今ならミニタイプのウォーターガンもおまけに!」のおまけの方?)

 ニィ・健一謹製特殊銃はきれいなイエローカラーで見た目丸っこいフォルム、横のスリットの窓から丸くて赤いカプセルが並んでいるのが覗けます。どこから見ても玩具銃な銃を徐に衣服の胸の内ポケットから取り出し、ザクロくん高笑いでガト狙撃。※あの銃をわざわざホルスターに吊っていたらそれはそれでまたアレな感じ過ぎるので、ザクロくんの為に内ポケットだと思い込もうとしています※
 ザクロの撃ったカプセルの薬品(ご丁寧に赤い色)により、無理に動こうとして躯が崩れて行くガト。ザクロに銃を渡したニィ・健一は、何故か高い岩の上から望遠鏡でその様子を見守ります。
 ザクロは高笑いを続けますが、幻想世界の中からヘイゼルに、ムシケラと侮蔑の言葉を吐かれます。
「本当に利用してるのは俺様の方だぜぃ!」
 幻想世界を炎に包み、ヘイゼルと三蔵に立場を思い知らせようとします。炎に巻かれながら「こんなんただの幻覚や!」と意地を張るヘイゼル。が、三蔵はナント、ザクロを見直したとばかりにこう言いました。
三蔵「やるじゃねえか、ザクロよ!」(←張りのある関ヴォイス)
ザクロ「当たり前だ、俺様を見くびった報いを受けるとイイ!(高笑い)」(←「あァたりまえだァ!」って感じにハイテンション)
ヘイゼル「ムシケラ!!」
三蔵「てめえのような臆病者はそうやって隠れているがいい。幻覚で苦しむ俺達を、陰でこそこそ見てやがるんだろ」
ザクロ「なんだと!? このザクロ様の雄々しい姿を見せつけてくれるわ!
 (ちり〜んと鈴の音がして、ザクロ、幻覚世界に登場)
ザクロ「ひれ伏せ、我が足元に。黒焦げになりたくなければなァ!(高笑い)」
三蔵「ばかめ
 ガウン!

 幻覚によって封じられていた三蔵の銃は、ナント、ガトから何度も狙撃されたことにより、「銃のイメージ」を取り戻し使えるようになっていた! 幻覚から解き放たれた三蔵とヘイゼル。とどめを刺そうとする三蔵に、ザクロは土下座して泣きながら命乞いをします。
三蔵「……チッ。二度と俺の前に姿を見せるな」
ザクロ「す、すまねえ!」
(後ろ姿を見せ去ろうとする三蔵を見て嘲笑うザクロ)
ザクロ「ひっひっひ……。甘いぞ玄奘三蔵! この銃弾、人間が受けたらどうなるかその身で試してやろう!」
 ガウン!
 拳銃の発射音に振り向く三蔵の前で、ザクロはにたりと笑い、倒れます。ガトに魂を移し替えたヘイゼルが、間一髪で三蔵を狙うザクロを撃ち殺したのでした。
 三蔵を甘いと笑い、また妖怪殺しの旅にスカウトを始めるヘイゼル。そこに、三蔵がいないというのに「三蔵一行め!」と妖怪達に襲われるのに辟易とした悟空、悟浄、八戒達が追い付き、何故か高い岩の上から現れます。
 三蔵の窮地と見て、後で殴らせろだの、てめーら見下ろすんじゃねえだの、貴様等に殴らせるかだの、ガウン!だの、怪我人痛めつけるのも気が引けますかねえ…だの、即座にいつもの殺伐膝栗毛漫談を繰り広げる連中の楽しげな様子を見せつけられたヘイゼルは、執着する三蔵にむかって嫉妬の炎をめらめら燃やし狙撃します。驚く一行、心配げにヘイゼルを見つめるガト。
「もぉええ。あんたらみんな、死になはれ……!」

 ……ザクロが可愛かったのも、ほりうちさんが物凄く熱演なさっていたのも、確かなのです。ほりうちさんがザクロのハイテンションっぷりや長い高笑いを頑張ってらしたから今回間延び感がマシだったのです。ザクロ以外の作画だって、ちょっとライディーンみたいなおメメ(睫が…)だったりもしましたが、まあまあきれいな方だったと思います。
 でも何て言うのか、ザクロヘイゼル三蔵の幻想世界対峙の図は、ズッコケアホの子三人組だったと思いました。悟空達や白竜までもが、立て続けの妖怪の襲撃に飽き飽きする様子も判ります。だけど岩の上から登場はないと思います。高いところから登場するのは紅劾児の専売特許です。ニィ・健一まで岩の上から登場したのはもう何か悪い冗談を楽しんで敢えてやったとしか……(涙)
 総評: クマの回を越えるお笑い。ザクロ役の堀内氏熱演に深い感謝を。
 次回『死闘』。今度は、視聴者を笑い殺そうとするのはやめてください。

 ラストの撃たれた三蔵と睨むヘイゼルアップだけ神懸かり美作画だったのですが、まさかあれはミネクラ氏? もしミネクラ氏だったらどうしようと、それまで笑い転げていたのが一気に血の気下がったですよ。アニメ原画にまで手出ししてないと思いたいけど、もし万が一ミネクラ氏だとしたら、氏にはマンガこそを描いて欲しいと心から願いますー。

040829 『復帰しました』

 接続トラブルから復帰致しました。

040827 『ガンロック22話「策略」感想』

 祝・ガンロックDVD発売。
 ガンロックが始まってからもう半年になりますか。当初、「念願の深夜枠」ということで、触手系の充実ナドかなり身勝手な期待を抱いたりもしました(第一話でさんぞが触手に引きずられて水中で妖怪胎児にまとわりつかれるとかあったので、何となくもちっとエロティックにやってくれたらなあと思ったんです)。耶雲のsnowdropは、期待以上に抑えた美しさの冴えるお話でした。ウラ最が無くなった淋しさを越える、超ド級な笑いもありました。二話のクマとかクマとかクマとかクマとか、双六の回のさんぞの「木」とか。そうそう、悟浄のラブロマンスのお話もありましたね。八戒さんの「アダルトな雰囲気でお送りします」って言葉にだまされたーとかも思ったりしちゃいましたが、クマの衝撃を思い返せばアレは立派にアダルトでしたよね。終盤に入ってのヘイゼル編で「また混迷かーー」という感も隠せませんが、この半年近く、とても楽しくアニメを見られました。DVD売り上げの好調を願っています。クマの回だけ買っちゃおうかな。
 さて22話。
 3話4話に登場した、催眠術使いの妖怪ザクロが川から這い上がっての再登場。ニィ・健一のお膳立てにより、ヘイゼルと共同戦線張って一人きりになった三蔵を狙います。ザクロくんは随分と受様顔に生まれ変わってましたが演出過多性質は前回と同じく、ご託並べてる間に三蔵に心臓一発ドキュンと狙撃されて倒れてしまいます(この瞬間、「当然、さんぞの隙を狙ってるんだろなー」「いやガンロックだし、マジこのまま逝ってしまうのかも…?」と、かなり不安になりました。また間合いが長いから不安が長引いたんだなこれが…)。ですが三蔵の倒したのは、目を見なければ催眠にかからないと思い込んでいた三蔵が、催眠導入の為の鈴の音によって見せられていたザクロの幻だったのでした。以前悟浄達と見た骸骨の積み重なる荒野の幻が再び三蔵を襲います。そこに現れたのはヘイゼルの幻。ヘイゼルは、育て親を妖怪に殺され、妖怪を憎む者どうしで、共に旅をしようと誘いかけますが、三蔵につれなく断られます。その三蔵を襲う凶弾。幻術の外の世界から、ガトが三蔵の命を狙っているのだとヘイゼルは笑います。
「さて、そこで提案ですけどなあ。このままうちと一緒に旅しはりますか? それともここで、一度死なはってから、旅しはりますか。別にうちはどっちでもええんやけど、早よう決めておくれやす」
 ザクロの見せる幻覚世界の中で、余裕で微笑むヘイゼルを、一方的な選択を迫られ傷を負った三蔵が睨みつけて次週へ続く。
『自分と旅をするのか、それとも死を選ぶのか。選択を迫るヘイゼルに三蔵の取った行動は? 追いつめられた三蔵に、ガトの銃口が鈍く光る』(次週予告by平田氏)
 …という感じで、三蔵の力が必要だと口説きながらも生命与奪権は自分にあるのだと、のらりくらりの京ことばでいやらしく弄ぶヘイゼルがとうとう本性を表しました。
 ……夢の世界の住人、焔(幻想マデンオリジナルキャラ)よりも手強い、自分の思い描く世界からの逸脱を許さぬストーキングぶりです……!
 相変わらず、三蔵から離れた「下僕達」の行動原理にまっっっっっったく共感湧かないし理解も出来ぬままですが、クライマックスには違いない。多分。次回タイトルは『突破口』とのこと、三蔵が窮状打破してくれることを望む。
 絵はとてもきれい、但し前の週の使い回しアリ、ニィ・健一が格好良かったです。テンポはまた間延び。動きのある場面ナシ。グリーンアイズのザクロくんがお好きな方は、特に楽しめるのではないかと思います。かわいこちゃんになってましたよ!
 度々の間延びの理由が、今回判ったような気がしました。無口な三蔵が悪いのです。
『ウゼェ』『てめェ』『舐めやがって…!』
 リアクションがこれしかない。対するヘイゼルがまったりのんびり〜な京ことばでは、間延びするのは当然なのです。演出で何とかして欲しいと、今から願うか。三蔵の人格形成した光明様の教育の誤りを今から恨むか。どっちもどっちなような気がしてきました。

 教訓: 人生諦めが肝心だ。

040820 『ガンロック21話「蘇りし男- desperado -」感想』

 猛暑厳しき折残暑お見舞い申し上げます。毎日五輪で寝不足です。皆様生きてますか〜〜
 悟空達と行動を別にしたさんぞさまのその後と、ガトの過去編の21話。酔っぱらいだは寝不足だわで朦朧としつつココ用にメモ書きしながら深夜放映を見ていたのですが、眠たい時に書いたノートのお約束で、後刻改めて見ると「……?」、何故こんなことを書いたのか自分で理解し辛い部分がちょこちょこと……。基本的には「見たまんまメモ」なのですが。
 以下メモ抜粋。→「キョジャク体質煙草吸いすぎ」「吸い殻拾うガト」「ごくうの『コンコンコン』に『うげえ!』」「ホンマさんぞはんは可愛いどすなァ」。
 ガンロックビデオを見直した今は、これらのメモが何を示しているのか理解出来るのですが、朝に酔いも醒めやらぬままメモを見た時には自分がとても可哀相な子なように思えました。「『コンコンコン』に 『うげえ』」って何ごと!? ……ビデオ見たらそのまんまだったので驚いた。

 作画…美画像を期待しなければ崩れは少なく感じられた、動き…動いてない、テンポ…長台詞が無い分先週よりいい。
 三蔵と言葉の行き違いから離別した悟空悟浄八戒の三人は、日頃堪った鬱憤をおしゃべりで晴らしながら、徒歩の三蔵より先に西域へ行き着くことで憂さ晴らししようという方向で結論。仲違いのきっかけのひとつとなった李厘はヘイゼルへの怒りを表しつつも大人しくお兄ちゃん達の元へ飛竜で帰還(だからそこで見送らずに飛竜を掴まえてしまえと…!)。
 三蔵はマイペースな振りをしつつ何時もよりイライラ短気サン。妖怪との闘いの助力を申し出たヘイゼルをぴしゃりと断りながら危機に陥り、結局助けて貰う羽目に。…ガンロックになってから複数回銃を取り落とすさんぞを見たけど、正直一度で充分だ。
 食事の味見も出来ない「死人」のガトが三蔵に過去語り。一族を根絶やしにされたガトが「偉大なる精霊」に力を与えられたこと、当時モンスターなら見境無く殺戮を繰り返していたヘイゼルの出会いが、精霊によって導かれたものであることなどを説明しました。
「この殺戮をやめさせる為に俺は呼ばれたのだと判った」
 ヘイゼルの枷となるべく邂逅したガトは返り討ちに遭い、逆にヘイゼルの術により彼の守護者としてしか存在出来ないモノになってしまったと。ガトの慈愛に満ちてコマメな保父体質がヘイゼルを変革することは可能なのか?(ガト頑張れ)
 ガトは、現在は「精霊」に見放されていると思いながらも、生前の悔いを解消する手だてとしてヘイゼルから離れるつもりもないし、やっぱり深情けタイプのご様子です。一方ヘイゼルは自らの決めた目標を目指す為には手段選ばずタイプと自分でも思い込みつつ、カミサマ以前の三蔵的コミュニケイション不全な感じ。素直でないガキ(ヘイゼル)を甘やかす大人の男(ガト)という感じでしょうか。
 三蔵と悟空達の関係に変化が現れるというより、変化するのはヘイゼルで、それを眺める三蔵達が何か感じたり感化されたりするのでしょうか? 「成長する彼ら」を楽しみにしつつ、あんまり劇的な変化ではなさそうだなあと、今更ながらに当たり前なことに気付きました。原作を超越することなんか、出来ないのは最初から判ってたんだよねえ……
 次週ニィ・健一とザクロ登場。川に流されたザクロ、報復で可愛さ余って憎さひゃく倍状態で黄泉帰りなのか!?

040813 『ガンロック20話感想』

 サイトトップより[Xion]さんの新刊インフォメページへリンク。夏コミに遊びに行かれる方は存分に楽しんでらしてください。行ってらっしゃい。
 ガンロック20話。絵は普通にきれいで特に乱れ感じず、テンポはまた間延び気味? 長台詞の印象が「淡々」と言うよりは「だらだら」と感じられたのは、間合いをスカスカ感と感じ取ってしまう為か?
 成長する彼らを描くと伺っていたヘイゼル編ですが、どうも過去に乗り越えていそうなことを蒸し返して、連中に退行現象を起こさせているのではないかという気がします。ヘイゼルが八戒達に揺さぶりをかけるのは面白かったと思うのですが、言葉の行き違いをきっかけに悟空が三蔵を見捨てて離れ、それに付随する形で悟浄八戒が…というのは、首を傾げてしまうところ。
『妖怪はいつ暴走するか判らない』
『暴走したら自分(三蔵自身)で始末すると言っていたが、それは当然』
 妖怪を蔑み憎むヘイゼルという存在の方が、暴走することよりもより差し迫った「危険」であると、連中だって判るだろうに。行き違いを三蔵の言葉足らずの所為にしてしまうのは、どうしたもんだかなあ…
 第一。
 三蔵のものの言い方の所為で悟空と悟浄が離れて行くとを責める八戒さん。あそこは自分まで三蔵から離れてしまうという場面じゃなくて、無言で「ひしっ!!」な流れでしょう。ダメだダメだ、あんな素直じゃない人がむくれてたら、早めに「三蔵、しぃっ……」と、唇で塞がにゃならんですよ、八戒さんは。
 あの場面の八戒さんが大変美人さんな作画だっただけに、「無言でひしっ!」という展開にならなかったことを、深く惜しみます。

 夏の開放感でもっとサービスシーン増やしてくれないかなー。

040806 『ガンロック19話−追憶− -2』

「今回さんぞの回想で江流ちゃんが出てたんだよ」
 って、見逃し&録画し忘れた友達にメールしよっかなーと思ったけどやめてしまった。
 食堂でコケた子どもを助け起こそうとしたガトが怖がられて、子どもは自分の母親に駆け戻って大泣きするという、ちょっとガト哀れーな場面だったんだけどね。ヘイゼルが、自分は捨て子だったから親にあんな風に可愛がられたことがないと、さんぞに言うんです。で、さんぞが過去、雨の中托鉢(???)に立った自分の姿と、次いで自分に呼びかけ笑うお師匠様を回想する訳ですよ。
 ヘイゼルは李厘ちゃんからさんぞの過去の情報を引き出し、さんぞ(と、悟空達)への揺さぶりに利用します。捨て子で育て親を妖怪に殺されたという境遇の共通点をさんぞにアピールする訳ですな。妖怪なんかと組まずに自分と組みなはれーって。結局さんぞにはフられ、後ろ姿を睨み付ける目つきが、三白眼になって瞳の大きさぴくぴくで大変アレな感じだったんですが。
 で、ヘイゼルは情報引き出した後の李厘ちゃんはもーいらねー、で、次週人間襲撃の濡れ衣をおっ被せるという展開かなー?

 うん、ごめん。久々の江流ちゃんの可愛い生足膝っ小僧可、堪能しました。来週も登場するといいネ☆

040806 『ガンロック19話−追憶−』

 実は国から追放されてたりマスターをモンスターに殺されてたりと苦労を重ね、「殺されてもうたんですワ」と京言葉風を装うことすらやめたヘイゼルはんに、プラス15点くらい上げたい所存。いっそ河内弁でドス効かせてくれたらかなり嬉しいかも。お笑い方面で。「ワシにはサンゾはんが必要やっちゅーとんのや、判とんのかわれー(テツの西川@りお風に)」て感じに。
 さて19話は、三蔵達が意外と常識的であることが発覚するという、記念碑的作品だったと思います。
 豪快に食事を口に掻っ込む悟空に、悟浄が注意をします。
「味わって食え! 蕎麦とかビールじゃねーんだから、口ン中でだなあ……!」 
 蕎麦とビールは喉越しが命。それはよっく判ります(ワタクシは蕎麦も噛んで食しますが)。しかしお小言の喩えとしてのそれは余りにサラリーマン的なような気が……というかおとーさんに叱られちった、みたいな……。その悟浄を更に叱る三蔵。
「汚えから飛ばすな!」
「テメェこそ、飯食ってン時に煙草吸うんじゃねーよ!」
 銘々、自分のことを棚に上げてはいますがとても常識的です。そこに現れたヘイゼル、妖怪である悟空悟浄八戒が妖怪を倒すことを面白がるように薄く笑います。
「(妖怪だけではなく)攻撃してくれば、あなた達だって倒しますよ」
 ヘイゼル達に真顔で凄む八戒を、三蔵が止めました。
「止せ。 店に迷惑だ」
 真っ当です! 三蔵が至極真っ当なことを言ってます! 食事を終えてまた旅立つ三蔵一行。背後にぴったりと付けて来るヘイゼル達。そこへ、ぼろぼろになった紅劾児達とすれ違いにお元気少女李厘ちゃんの登場です。妖怪である李厘がヘイゼルの目に留まれば殺されると悟空は冷や汗をかきますが、李厘ちゃん全く意に介さずヘイゼルに近付き、禁断の言葉を吐いてしまいます。
『何だおまえ、変な格好だなあ!』


(言っちゃったよ…)



 ヘイゼルのシャアマント(羽根状に二つに分かれたマントの通称はこれでよいですよね?)とテンガロンハットという取り合わせに、常識的な評論ひとこと。「オモロイ子やなあ」と微笑み、メロンパンで李厘を餌付けするヘイゼル。内心活火山だったのではないかと。

 三蔵達が常にない常識人っぷりを見せつける最中、ヘイゼルはストーカーめいた素顔を見せ始めます。曰く、三蔵と出逢ってから、マスターを殺される悪夢を見なくなった。
「ウチには三蔵はんが必要や」
 ヘイゼルはん、こともあろうに三蔵はんを安眠毛布替わりに欲しがってはります。悪夢も見れんくらいに、深ーい永遠の眠りに就かされる羽目になるやも知れんとか、思ってもみんようです。もお、オノレの願望しか見えへんようになってしもてるみたいです。今回の作画がまた、筋肉ムキムキな割に三蔵の下睫が濃くて長いんですワ。かわい子ちゃん狙われちゃって大変タイヘン。
 ヘイゼルの三蔵への執着が形を取り始め、精神的な揺さぶりが始まります。
「もしお仲間が暴走して人間襲ったら、どうしはります?」
「撃ち殺す」
 そんなことになったら自分の手で仲間を撃ち殺す。その上で、どのような事態でもヘイゼルを仲間に選ぶことはないと言い放ちます。しかしヘイゼルの揺さぶりの対象は三蔵ではなく、「自分が暴走する可能性がある」と常に心の底で疑念を抱いているであろう悟空、悟浄、八戒達の方でした。
 耶雲のsnowdropは、もし仲間が暴走したとしたら…と、三蔵が試されるお話でもあったと思います。snowdropで「(暴走するようなことがあれば)殺してやるよ」と三蔵から約束の言葉を貰い頷いた悟空が(そして八戒、悟浄も)、今度は、本当にそれでよいのかと、試される番です。
 成長物語っぽくなって来ましたよ…(喜) 
 次週は李厘ちゃんに暴走人間襲撃疑惑がかかるようです。李厘の暴走を信じられない八戒達。ヘイゼルの精神攻撃が佳境に差し掛かる? 見るのが楽しみです。
 その他メモ。
・ガトの保父さん特性が中々いじらしい。「子供は嫌いだ」と言いながら黙って世話見たり、「猫は嫌いだ」と言いながら、捨て仔猫にミルク与えたり、「犬は嫌いだ」と言いながら潤んだわんこの瞳に見上げられるとウッカリ顔がほにゃっとなってしまうタイプのような気がする。(あ、だからヘイゼルから離れられないんだあ!) 八戒さん、ライバル登場ですよ!
・ニィ・健一と王博士とのチェスの場面。ポーンの位置はここであっていたかと訊ねる王博士、お馴染みのニヤケ笑いであっていると応えるニィ・健一。ポーンは将棋の「歩」にあたる、ひとマスずつしか進めない一番弱い駒です。敵陣に入ると、ポーンとキング以外の動きの駒に変わらなくてはなりません。これをプロモーション(Promotion=昇進)と言うそうです。将棋の「成金」のようなもので、それまでとは動ける方向や距離が格段に「昇進」する訳です。多分。チェスの駒は三蔵やヘイゼル達の喩えなのだろうなあ。ニィの介入があるのか、それを越える三蔵達の成長があるのか、何か番狂わせが起こるのか?
 作画: うーーーーーん、三蔵可愛い顔あったけど先週の方がきれいな絵が多かったような気がするー、動き: うーんうーんうーん、そんなに動く場面なかったような……、テンポ: 断然マトモに戻りました。会話のキャッチボールが成立していて嬉しかったです。

040730 『ガンロック18話』

 暑い日々が続きます。今年は台風の当たり年なのか、水の被害も多いようです。皆様がお元気にお過ごしでありますように。
 さてガンロック。本誌掲載原作(28日発売の9月号。ちなみにタイトルページ込み17P普通にペン入れしてありました)はアニメには追いつけず……! 原作は、アニメと同時進行ではなく、お話を膨らませる方向に向かっているようです。正直、アニメとまんま同じよりも嬉しいです。
 先月号でぶっ倒れるまで怪我人の治癒に力使った八戒さん、今月もまだ病床に伏したままで大変色っぽいご様子でございました。夏コミ合わせ原稿ペン入れ絶賛真っ最中のお方に長電話でお邪魔したのですが、今月号の八戒さんは色っぽい、裸足で飛び出す必死な八戒さんがかわいカッコイイ、しかし裸足で窓ぶち破りつつも上着はしっかり手に持ってる所が冷静でやっぱ八戒さんらしい、ナドナド萌えポイント多数であったということで意見一致。した様な気がする。
 原作が面白いとやはり嬉しいです。これでもう少しボリュームあるともっと嬉しい。嗚呼、リロード4巻って一体何時発行になるんだろ……
 以下アニメ感想。
 そーろーそーろー、ヘイゼルとガトの作画も怪しくなってきました(笑)  ヘイゼル達、三蔵達、紅劾児達、それぞれ美麗な顔アップ絵も時々混ざるものの基本は崩れた作画、って見ていて感じました。ガトが銃に弾を込める場面なんかは過去にすんごくきれいでカッコイイ絵があるんだから、いっそそれを使い回してくれた方が見ていてガクリと気抜けすることなく自然に見られるのに。余り崩れた作画があると、驚いたり落胆したり笑ったりしてドラマに没頭出来ないような気がします。流れぶった切れ。それと、アニメオリジナル展開になってからはあまり感じなかった、間延びしたテンポがまた復活してしまったように思います。今回だけであることを祈る。
・独角兒を救おうとする悟空が高飛びジャンプした理由が判らんです。
・独角兒を挟んだ悟空とガトの睨み合い。ちっこいウサタン=悟空が怪我した独兄を庇おうとするのが可愛くて、攻撃出来なくて見守ってるガトの図かと思った。ぴょんぴょん逃げてったし。
・独角兒を抱えて逃げたことまで「手を出すな、これは俺達の闘いだ!」という紅劾児に、恐らくあの場にいた全員が心中で「だったらおまえさっさと仲間拾いに行けよ!」と突っ込んだのではないかという気がする。
・傷だけでなく切られて裂けた服まで直る、ヘイゼルの魂移し替えの技。タイム風呂敷じゃん! って突っ込んだ人をワタクシ三人知ってます。
・紅劾児の大技「閻獄鬼」は、かなり見境のナイ性格の召還魔らしい。大技過ぎてたまにしか呼び出して貰えないから、出番になると嬉しくってはしゃいで走り回ってるのかもしれない。って思ったら閻獄鬼がとても可愛らしく見えてきました。おメメ大きいしチャーミングだよね。
・ガトに追いつめられて残骸の陰に隠れる紅劾児。狙撃受ける前から壁が弾痕だらけ…なんてのはアニメにはたまに見かけるありふれたミスなんだけど、ガンロックは突っ込みどころが多過ぎて、突っ込みどころを数え上げるのが楽しみのひとつになっているので、一応チェキ☆
・大技閻獄鬼のウィークポイントは召還に時間がかかること、とヘイゼルは看破しましたが、この弾痕だらけの壁に潜む間に召還呪文幾らでも唱えられたと思う。間延びテンポの所為だとは思うんですがーーー
・弾切れ(魂切れ)で去って行くヘイゼル達を追おうとする紅劾児に「ここは退いてくれ」と頼む独角兒。紅劾児は怪我はしていたものの、でかい図体の独角兒を抱えて持ち上げるだけの体力はあるのだし、閻獄鬼程の大技でなく、普通の炎の攻撃でも、ダメージ食らわせられたと思う。テレビ見てて「やれよ! 今が最高のチャンスじゃん!?」ともどかしさの余り仰け反った。
・三蔵は女やられてるの見てられないみたいなことを絶対に言わないと思うの……
・ぼろぼろになって飛行竜で去って行く紅劾児一行。それを見送る三蔵一行。……待て。見送っていいのか。今なら余裕で飛行竜を奪えるぞ。あれに乗ったらすぐに天竺に到着するんだぞ。旅の目的を忘れてしまった三蔵様。
・飛行竜。紅劾児達が遠く離れた天竺から三蔵一行の元へ向かうには必須アイテムな飛行竜。最遊記という物語中、ジープと並ぶ最高の縁の下の力持ちキャラ。但しそれが三蔵一行に奪われたとしたら旅が一瞬で終わってしまいお話も終わってしまうという、諸刃の剣。
・ピンク地にオレンジと黄色の花柄のお布団は、あれは李厘のお昼寝用なんだろうか。吠塔城にベランダとかあったら、晴れた日にはあの布団干してあるのかな。烏にフンかけられないように気を付けなきゃね……

 なんて、微妙感まんまんな、ガンロック18話でした。

040723 『ガンロック17話』

 ビバ、マツケンサンバ2のCM復活。(違うって)
 第17話は絵がきれい。ここのところのヘイゼル並みにレギュラーキャラの顔に気合いが入っていたように思います。特に冒頭の八戒と三蔵が美人でうっとり。おっとり微笑む紅劾児も美人さん。嬉しかったです。
 が! 突っ込みどころも沢山あったよーで。わくわく楽しいですね。
・ヘイゼル達に「もう二度と人間は殺しません!」と命乞いをする妖怪が謎。自我保たれてるやん。ここんとこずっと疑問に思ってたのですが、ニィ・健一と玉面ちゃんに操作され、桃源郷中の妖怪が「自我を無くして凶暴化」しているという設定は、変更されているのだろーか? それとも、ヤクモ達の住んでいた山辺りを境に、天竺側では妖怪の自我は保たれているのだろうか? 原作でもあやふやな感じがしてるんですが(苦笑)、アニメオリジナルのお話になると必ずのように妖怪達が単なる悪役、悪者として登場してるような気がして不思議。
・「いつまで付いて来る気だ?」と言いながらヘイゼルに呆気なく先回りされる三蔵一行。ジープという足がありながら、どこで時間食ってるんだか(苦苦苦) きっと画面に映らない所で妖怪襲撃にあったりしてるんだわ。そうよきっとそうなのよ。
・八百鼡ちゃんの乳がタレ乳ではなく、美乳だったように思う。ああこれで揺れてくれたら…
・ガトが銃を咥えるのを見る度思う。「おえっぷってならないの? ダイジョブ? ダイジョブ?」。
・八百鼡ちゃんの新型炸裂弾は一見空飛ぶネズミ花火かと思わせ、相当の殺傷能力でした。推進方向をぐねぐねうねらせるような技術が使われてるようには見えない、あのゴロリとしたシルエットがクセモノかも?
・独角兒狙撃さる! 兄ちゃんが撃たれたら弟にはもちーーーっとさ、アレな反応を期待しちゃうんだけどな。悟空の方がショック受けてるってのはなあ……。何て言うのか、ちょっと悟浄をクローズアップするカットのひとつもあったらなあと……
・予告編には閻獄鬼が! 久々にバックにうねうね蠢く黒太文字梵語が!!
 美人三蔵、美人八戒さんを拝めたのが今回のガロ収穫。

040716 『ガンロック16話』

 前回の続き一日だけの花嫁さん史華が主役のお話、今回でアンハッピーエンドで落着。
 14話では襲い来る元人間のゾンビーを倒し「お父さんを帰して」と宿の少女に罵られた三蔵一行。今回は、亡き夫の敵を討とうとして返り討ちに遭い殺された史華がヘイゼルに生き返らされ、他の黄泉返りの村人達と共に悟空達を襲い、三蔵の魔天経文で魂と肉体を同時に昇霊。悟空達を襲う史華を目の当たりにした義父は、一年前に息子と嫁のお腹の中の赤ん坊を失い、最後に残った嫁が消えて行くのを為す術もなく見守り、残された結婚指輪を拾い上げて嗚咽を漏らした。
 恋人を喪い復讐を行う史華に過去の自分を重ねる八戒は、ゾンビーとなって妖怪を襲う人間の悲しさに共感するが、理性を失い悟空を襲う史華の魂が三蔵によって昇天したのだと感じ取った(多分)。街を後にした三蔵一行。死者を蘇らせるというヘイゼルの行為が招いた結果に、悟空は疑問と嫌悪を抱く。
 妖怪を殺し尽くし人間だけの世界を作るというヘイゼルへの困惑。妖怪に殺された人間を蘇らせる奇跡を否定出来ずにいた八戒、悟空達が、妖怪殺戮に利用する為に人間を蘇らせるというヘイゼルの行為に完全に反発を抱く。そして、ニィ・健一と接触を持ったヘイゼル達が三蔵の経文を狙う、ようになるかもしれない、というオハナシ。アニメは原作ぶっち切り独走中。原作が追い付けるのは一体何時!?
 三蔵がのんびり煙をわっかにしながら煙草吸うバックショットに、一体このクソ坊主様どんな顔してるんだか見せてくれと思ったり(わっか煙を出す時には、唇丸く開けて口中に溜めた煙を舌でぽんぽん煽るように押し出すので、大変間抜けな顔になります)、ヘイゼルの関西弁は京言葉というよりやっぱり「カンサイベン」かもと思ったり、ニィ・健一の登場が嬉しかったり。
 いろいろと思うところはあるのですが、今回のガンロック放映で一番楽しみだったこと…知らぬ内に期待しまくりだったこと…


 マツケンサンバ2のCMも一度見たい。


 CMが始まった途端にテレビの目の前に飛んでって正座して待ってたんだけど、今日はマツケンサンバやらなかったよママン。金色のラメお着物の健さんが「セニョリータ」と流し目投げる姿をこんなにも期待してたなんて、本当にCMタイムが始まるまで自分でも気付かなかったんだよ。華鳥風月きんらきらの世界を自分がこんなにも求めていたなんて……! 
「今日はやらないのか」(しょんぼり)
 マツケンサンバ2のCM放映が無いことにこんなに失望を感じるだなんて……

 本編がニィ・健一登場で経文絡みの面白い展開になり、今後が楽しみだなあなんて流れになって来たというのに。今夜のこの物足りなさは何? ガンロックのCMにマツケンCDなんて販促効果あるのか? 売れるのか? なんて、先週はCM放映見ながら笑っていたのに、こんなにも心揺さぶられるとは。暴れん坊将軍お流石。YOUはSHOCK !
 ああ、本編。面白かったですよ。だらだらした話ではなく、ちゃんと練って作られたお話なんだって期待を持てるお話ですよ。アニメディアのガンロック特集にはグラビア風イラストに『ひと夏の経験』なんてコピー付いてたし、彼らの成長を描くらしいし。
 ……マツケンサンバ2のインパクトにはちょっと勝てないっス。

040709 『ガンロック15話』

・CMのマツケンサンバUはすごかった。黄金にきらめく着物姿でサンバのステップを踏む健さんは、その直後のCMの稲葉くんよりインパクトがあった。翌朝のテレビで健さんは「『セニョリータ』という所で、特定の誰かを指さすのが振り付けのポイント」と語っていた。流石暴れん暴、流し目の目力は恐ろしさを感じるほどだった。
・一日だけの花嫁さんは、チャペルウェディングですか……。原作ヘイゼルのメダルはダビデの星の六芒星、アニメヘイゼルは十字を象る四つの百合の花。長安から離れるにつれ桃源郷仏教界の力は薄れ、西方のユダヤ教キリスト教の影響が現れているというコトなんでしょうか? ……元からあんまり詳細に設定されてない部分だから、矛盾の起こりようもないからいっかー。
・どきッ! おとこだらけの大浴場。「ぽろッ!?」にはなりませんでした。
・三蔵の銃は本当に昇霊銃なんでしょうか? こないだ李厘ちゃん狙って撃ってましたが。悪霊の取り憑いた人形にもおもっくそ撃ち込んでたけど、すぐには昇天しなかったんですが。ガンロックのさんちゃんは随分うっかりさんな様子なので、実はどこかで偽物にすり替えられてたりして(←マジ)。
・ヘイゼルのおねむ前のお酒はなんでしょう? スパイス入れてあっためたワイン? 冷え性の人によさげ?
・ヘイゼルは子ども時代もあのマント服姿でした。「蘇りの奇跡を起こす最年少司祭」とかなのでしょうか? で、六年後の今はお幾つなんざんしょう?
・亡き恋人の為の復讐がテーマの割に同様の境遇の八戒さん掘り下げが少なかったので、続編に期待。

 キッズステーションのマデンは次回からほむーが登場。最初は格好良かったんだよなあ、あの人……。

040708 『The Wonderful Wonder Years』

 トップから、よしきと水蓮さんが別名義で運営している鋼の錬金術師サイト(ヒューロイ、ハボロイメインロイ総受け15禁テキスト ※一部18禁※)へリンク開通致しました。よしき=くろいぬ、水蓮さん=白猫です。
現在、よしきの最遊記サイトのss更新は滞っており、日記でのアニメ『ガンロック』感想のみが、継続致しております。日常茶飯事の『日記』も、最遊記サイトではなく、鋼サイトの日記に記しております。ロイ受けのお好きな方は、宜しかったらお立ち寄りください。

040702 『ガンロック14話』

 昼夜逆転とまでは行かないまでも一日の1/4〜1/3回転程早くずらした方が健康的な生活を続けております。はい、ゆんべもガンロックリアルタイム視聴でしたよ。でもその後にキッズステーションの新エースをねらえ!の録画見出しちゃったので電池切れで寝ちゃいましたよ。明けて本日、ごそごそと録画の14話視聴。そのままビデオ流しっぱなしにしていたら、ヤクモの10話が。思わず10話の方を見入ってしまいました。絵柄の雑さも気にならない荒っぽい面白さで全てをカバーという程には、14話は10話には勝てない感じかな。
 お話は原作を一歩リード? 前回程はアニメと原作の展開が同じという感じは受けなかったです。あんまり考えないで見る限りは、別々のエンドにたどり着くこともアリという前提で、同じシナリオで原作とアニメを同時進行で制作中ってカンジ?

 妖怪達に殺された人間に、妖怪達の魂を移し替えて蘇らせるヘイゼル。父親を蘇らせて貰って涙して喜ぶ宿の少女を見て複雑げな一行。
「妖怪なんて生きていてもひとつも役に立てへん」
「お互い妖怪退治頑張りまひょ、三蔵はん」
 朝食を共にしつつ、三蔵の連れが妖怪であることに気付いてか気付かないでいるのか、馴れ馴れしいそぶりを三蔵に見せるヘイゼル。ヘイゼルとガトの発った後、蘇らせられた街の人々は自我を失い妖怪である八戒悟浄悟空に襲いかかる。
 三蔵は人間と悟空達の戦いを眺めながら、ヘイゼルの言った言葉を反芻していた。
「全ての妖怪を殺し、人間だけの世界を造る……?」
 街から離れガトと二人切りになったヘイゼルが、森の中、川面を見つめながらひとりごとのように呟く。
「妖怪は全て死んでしまえばええんや。なァ、ガト? そやろ?」
 返事のないガトに微笑み尋ねる。
「もう、疲れたんと違うか?」
「俺の躯は疲れない」
「躯やない、ウチと一緒に闘うことに、や」
 静かな森の中での会話が続く。
「いや、守るさ。何があっても。……あんたは俺の恩人だ」
「よう言うわ、心にもない。まァええ。恨み言ぶつけられても叶わんからな」
 沈鬱な空気の中でヘイゼルは嘲笑を浮かべる。
「あんたを生かしておけるのはウチだけや。けどなあ、あんたの替わりは、仰山いてはる。死にたァなければ、あんたはウチを守るんや」
「……ああ、判ってる」
 そこにニィ・健一が登場。
「ただのメッセンジャーですよ」
 そう笑いながら、妖怪帝国を目指す天竺からの使者として、妖怪の根絶を目指し西の国からやって来た男との接触を計る。
 その頃、襲いかかる凶暴化した人間(蘇らせた死人)を倒し、宿の娘に「お父さんを帰してよ」とののしられ、雨の中ジープで街を旅立つ三蔵一行。
「次の街までどのくらいあるんだ?」
「さあ。でも濡れて行きましょう」
「フン、悪かねえな」
 次週に続く。

 この辺の、関西弁会話アタリが、ヘイゼルの受け受けしさを遺憾なく発揮していたと思うの。ガトも受けだと思ったけど、主従関係を受け入れつつ主を愛するのだったら、アンドレ様だわ。攻様認識してさしあげても宜しくてよ、好みだわ。
 などと。ヘイゼル以外の作画がガッチョンガッチョンだったことから目を逸らしつつ、キャラ萌えなどしてみました。ああ、今回八戒さんがもんのすっごい顔して気孔波発射してる場面ありましたよ。サザエさんみたいな顔だと思いました。

◎今週の嘘つき大賞。
八戒「僕イヤミとか言い慣れてませんから」
 ……もう誰もツッコミすら入れない。





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