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ふわり。 お昼寝していた僕は、優しい浮遊感に目を覚ましました。 瞳を開けると目の前に… (うっ、うきゅきゅぅ;;)(えっ、えええっ;;) 綺麗な綺麗な紫水晶。 「きゅっ、きゅっきゅぅきゅきゅ?」(さ、三蔵様?) 一体どうなさったのでしょう。 眩しいばかりの輝きはなりを顰め、 その瞳は憂いを含んで揺れていました。 「…どうして…こう…なっちまうんだろうな…」 「うきゅうぅ??」(どうなさったのですか??) 尋ねると、 三蔵様は少し悲しそうに微笑まれ、 「…お前の前では素直になれるのに…」 小さく小さく呟かれました。 |